紛争地域から生まれた演劇 シリーズ5
アラブ・イスラム世界の現代戯曲
『3 in 1』
『修復不能』
『包囲された屍体』
『包囲された屍体』を広田淳一が演出し、
小角まや、糸山和則、稲垣干城が出演致しました。
「紛争地域から生まれた演劇」シリーズは、ある地域における政治的・文化的紛争を、世代を超えて積み重なった集団間の葛藤と共存のモザイクの上に出現する突発的な衝突ととらえ、その深層にある歴史的・社会的背景に目を向けて新たな関係構築を目指す試みです。
本企画ではこれまで、セルビア、ルーマニア、クロアチア、トルコ、パレスチナ、中国、オーストラリア、カメルーン、イスラエル/ドイツ共同製作、フランス、タイの日本初訳・初演11作品を紹介してきました。
シリーズ5回目を迎える今年は、アラブ・イスラム圏の演劇に焦点をあて、アルジェリア、パレスチナ、アフガニスタンの作品のリーディングと、本国から作家を招いてのラウンドテーブルを実施します。
『包囲された屍体』
<アルジェリア>
アラブ・イスラム圏現代演劇の古典とも言えるカテブ・ヤシンの叙事詩劇
【作】
カテブ・ヤシン
【翻訳】
鵜戸 聡
【演出】
広田淳一
【出演】
西村壮悟、西川康太郎(ゲキバカ/おしゃれ紳士)、山森信太郎(髭亀鶴)
沼田星麻、糸山和則、小角まや
稲垣干城、浅野千鶴(味わい堂々)、宮崎雄真 ほか
『3 in 1』
<パレスチナ>
占領下に生きる俳優たちの日常と芸術行為の関係を問う、俳優自身によって書かれた作品
【作】
イハッブ・ザハダァ、ムハンマド・ティティ、ラエッド・シュウヒィ
【翻訳】
柳谷あゆみ
【演出】
杉山剛志(演劇カンパニー ア・ラ・プラス)
【出演】
木野本啓(劇団黒テント)、重盛次郎(劇団黒テント)、廣畑達也
『修復不能』
<アフガニスタン>
30年に及ぶ戦乱の中で喪失したものの記憶を巡るナラティブな演劇
【作】
アフガニスタン人権民主主義連盟(AHRDO)
【翻訳】
後藤絢子
【演出】
公家義徳(東京演劇アンサンブル)
【出演】
小山萌子(エンパシィ)、花ケ前浩一(アルファーセレクション)
大谷賢治郎(ATプロダクション)、大久保鷹、
正木ひかり(東京演劇アンサンブル)
【弦楽器演奏】
佐藤圭一(アフガニスタン音楽ユニットちゃるぱーさ)
【映像】
高橋啓祐(ニブロール)
【日時】 2013年12月19日(木)~23日(月・祝)
12月19日(木)19:00 パレスチナ『3in1』リーディング&トーク1
12月20日(金)19:00 アフガニスタン『修復不能』リーディング&トーク2
12月21日(土)14:00 アルジェリア『包囲された屍体』リーディング&ラウンドテーブル1
12月21日(土)19:00 パレスチナ『3in1』リーディング&トーク3
12月22日(日)14:00 アフガニスタン『修復不能』リーディング&ラウンドテーブル2
12月23日(月・祝)14:00 アルジェリア『包囲された屍体』リーディング&クロストーク
※上演時間約60分予定。
※受付開始は開演の30分前、開場は20分前。
【チケット料金】
各回1,500円(トーク、ラウンドテーブル込み)
※ ITI会員=各回1,000円
【会場】
東京都豊島区西池袋1-8-1
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結しています。
【お問い合わせ】
※ 会期中のお問合せはこちらまで Tel: 090-7255-0814