突然ですがこの度、ひょっとこ乱舞(アマヤドリの前身)時代から広田淳一作品に出演してきた倉田大輔が劇団員となり、今後活動をともにしていくこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。

近日中にメンバーページもアップいたしますので、彼の詳しい人となりはそちらで!!

 

以下、倉田大輔より入団のご挨拶です。

 

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はじめまして。こんにちは。倉田大輔と申します。このたびは、ひょんなことから、何かの最果て、アマヤドリに加入させていただくこととなりまして、加入のご挨拶を、ということでカタカタとPCに向かっております。私をご存知の方も、そうでない方も、せっかくこのページをご覧になったからには、ウイスキーでも片手に、少しだけお付き合いいただけましたら幸いです。もう十分だ、という方は、どうぞ名前だけでも覚えていってください。倉田大輔です。ありがとうございます。さて、おそらくきっと、こんな風にご挨拶の機会を与えていただけたのも、広田さんの粋な計らいといいますか、ご厚意なんだろうなあと思っています。なぜならば、きっと本当の意味でのまったくの新人、ということであれば、きっとこんな場は与えていただけないだろうと思うのです。ですので、せっかくですので、せっかくのご厚意ですので、僕も少しばかり、気になる人がわずかながらにいらっしゃることを信じて、加入に至った経緯と、こう、意気込み、みたいなものの断片でも出せたらなと思って、思いつつ、カタカタしていきたいと思います。

 

僕はアマヤドリ前身のひょっとこ乱舞時代から、何度か出演させていただいておりまして、広田さんとの関係性だけで言えば、ほとんどの劇団員には負けないくらい、今となっては長い付き合いなのです。そんな付き合いの道中、「なんだよもう入っちゃえよー」みたいなことを、文字通り言ってくれた記憶も、もう少し丁寧な言葉で言ってくれた記憶も、わずかながらにはございますが、その時の僕は、あの夏の扇風機のように、ただただ首を横に振り続けるばかりだったのです。なぜか。至って単純な理由ですが、劇団には、入りたくなかったのです。理由になってないでしょうか。なってないかもしれません。それでもとにかく、劇団には入らない!という思いだけは、なかなか強く持っていたのです。でも、そんな僕にも、広田さんはその後も何度も作品に誘ってくださり、僕の舞台の年間平均出演本数を、なんとか1以下にならないよう、年間1.12本くらいにはなるよう、もちろんそういう意図ではなかったとは思いますが、オファーしてくださっていた、僕にとってはとても稀有な存在だったのです。それでもやはり、一度ならずもお断りした僕の意思を広田さんも存分に受け止めてくれ、それ以来は、出演の声をかけてはくれるものの、もう二度と、「入っちゃえよー」みたいなことには、当然ならなかったのです。

 

第二部。すみません、勝手に第二部としてしまいました。いや、もうそろそろ終わります。加入のご挨拶にふさわしくなくてすみません。もっと無骨に、もっとスタイリッシュ且つ知的に、少しばかりの毒とユーモアをさらりと魅せるような、そんな雰囲気にしたかったのですが、PCを持っていないもので、ネットカフェでカタカタしていると、なんだかこう、指が走りますね!第二部。第一部完からまた数年が経過した頃、僕を熱心にアマヤドリに加入させようと声をかけてくる不敵な人物が現れたのです。劇団員の渡邉圭介くんです。彼とは家が近いこともあり、よく食事をしたり、酒を飲んだり、バッティングしたりしながら、ちょくちょくつるんでいたのですが、彼が、僕をそそのかしてくるのです。彼をご存知の方はお分かりになるかもしれませんが、時に悪魔のような笑みで、かわいくないけど甘えたような顔で、時に似合ってないけど真剣な眼差しで、僕を見つめて、入団のススメをしてくるのです。僕は言いました。あの夏の扇風機を舐めるんじゃないよ!と。昭和の製品は、手入れさえすれば凄まじい持久力で動き続けるんだぞ!と。つまりは、僕はまたただただ首を横に振り続けたのです。それでも彼は、突き詰めて考えてみると、加入することになった今でもやっぱりよく分からない部分は正直残るのですが、とかく諦めず、夏が終わり、秋が来て、雪が降り、桜が散って、虫たちがまたキラキラと輝き、そして土へと還っていっても、事あるごとに、昼夜を問わず、季節を問わず、僕を口説いてきたのです。そしていつぞやの晩、持参したウイスキーを飲み過ぎたあの晩、これまでの集大成のような、逃げ場のない集中豪雨のごとき説得を浴びせかけられ、僕の何かが、ついには、カタ、と、動いてしまいました。彼の凄まじいほどの熱意に、動かされてしまいました。頭をブンブンと振ってアルコールを飛ばしながら、帰り道を歩きながら、もういっそと、自分のすべてを加入の方向へと、ぐいっと舵を切ってみることにしたのです。もしかするとアルコールは飛んだんじゃなくて、染み渡っていったのかもしれません。飛んだのはアルコールじゃなくて、もっと違う何かだったのかもしれません。これが、加入に至った経緯です。

 

大いなる野心と純真なる衝動をもって。
アマヤドリに加入させていただくこととなりました倉田大輔です。
以後、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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というわけで、現在のアマヤドリ。

ちょっとしたファミリー感が出ていますが、マフィアではありません。

※沼田星麻は本番期間中だったためこの日はお休み。

※photo by bozzo