稲垣干城 アマヤドリ入団のお知らせ。 Posted on 2023-12-29 by 稲富裕介 この度、アマヤドリに劇団員が加入いたしましたので、そのご報告です! 過去にひょっとこ乱舞〜アマヤドリに所属し、劇団の創作を支えていた稲垣干城(いながき かんじょう)が、再度、私たちと活動を共にしていくこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします! 以下、本人からの入団の挨拶です。 稲垣干城です。 2009年の秋からアマヤドリの前身、ひょっとこ乱舞に関わり始め、2011年に正式に劇団員になり、 2014年の秋にアマヤドリを退団して、2023年の冬に再び劇団員として入団することになりました。 出戻りです。 辞めた劇団にまた入るっていうのは、ほとんど聞いたことのない話で、こんなことあるんだと自分でもちょっとびっくりしています。 ここに至る経緯を書こうとしていたのですが、だいぶ、それなりに長くなりそうで、 だからすごく削ぎ落として入団の理由を考えてみると、 一人で演劇ができないってことに行き着いた、というのが、一番根幹の理由なのだろうと思います。 もちろんフリーで、劇団にも事務所等にも所属しないで続けている俳優はいるし、僕もアマヤドリを辞めてこれまで、ずっとフリーで活動をしていました。 で、僕はそれが段々と、無理になってきた。 一人でいて、身動きが取れなくなってきていた。 色んな言い方ができますが、特段率直に言えば、一人はしんどい、っていうふうになってきたんですね。 退団後、アマヤドリとは、公演を観に行ってちょこちょこお喋りするというくらいの付き合いが続いていました。 2020年以降、一緒に仕事をする機会を持ったり、僕も俳優として「演技のためのジム」に参加したりと、少しずつ関係が変化していきました。 2020年というのはどうしても特別な時間で、それから随分と自分の考えというか、周囲との付き合い方というかが変わったような気がしています。 そうやって数年が経ち、改めて劇団に入団するという決断に至りました。 戻るという言い方が適切なのかは分かりませんが、10年近く経って、僕にとって戻れる場所があるというのは、とても有り難いことだと思っていますし、 集団を、劇団を続けていくという苦労を、数年でも知っている身としては、これまで続けてきた劇団員に対して敬意を持ちつつ、僕もこれから劇団にみんなに、貢献していければと思っています。 アマヤドリのファンの皆さま、演劇ファンの皆さま、またこれから出会うであろう皆々様も、どうぞよろしくお願いいたします。 2023年12月29日 投稿ナビゲーション 【速報】2024年春、アマヤドリ本公演『人形の家』激論版/疾走版 2バージョンにて上演!!広田淳一インタビュー【2024年3月公演『人形の家』「激論版」「疾走版」に向けて】前編